更新日：2021.05.16

近年、日本では全国的に太陽光発電が注目されています。これは、太陽のエネルギーを電力に変換するという発電方式です。

住宅や学校、工場等、あらゆる建物の屋根や屋上に太陽光パネルが設置されているのを見かけるでしょう。太陽光発電の場合は、こういったソーラーパネルを設置して太陽からのエネルギーを利用することで、高熱費が削減できるのです。更に太陽光発電はエコにも繋がります。

しかし、日本では未だ火力発電が多いのが現状です。火力発電は日本の電力の約6～7割にのぼります。火力発電は、石炭や石油を燃やして水を熱することでできる蒸気を利用してタービンを回転させるという発電方式になっています。

火力発電の場合は多くの二酸化炭素を排出してしまうため、環境に悪影響だと問題視されていますが、火力発電は「扱いやすい」という長所をもっています。「他の発電方法も発電効率が良い」「燃料を調整することで発電する量を簡単に調整できる」という利便性があるのです。ですから、今でも火力発電を利用する割合が多いのでしょう。

加えて、太陽光発電がなかなか普及しない理由として、様々な点が挙げられます。太陽光発電はエコではありますが、発電効率があまり高くありません。さらには、太陽が出ている時間しか発電することができません。そのため、夜間や曇り、雨の日は発電ができす、発電量が想定より低くなる可能性もあります。天候に左右されやすいので、安定的な発電には向いておらず、火力発電のほうが選ばれがちです。

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現在はソーラー発電を利用する建物が増えていますが、一方でまだまだ火力発電の需要も高いのが現状です。それぞれメリット・デメリットがあるので、扱いやすい方法で利用するといいでしょう。